映画の活用法 きゃさりんの場合「ドリーム編」
【映画の活用法】
皆様、映画良く見ますか?
私は年間100本以上観る、我が家のムービーコンシェルジュだーりんのお陰で、沢山の映画を見ております。
いつもは、だーりんと2人仲良く映画館に行くのですが、
台風が来ていた先週土曜日は、ももクロのライブにだーりんのみ参戦だったので、
きゃさりんは悔しくて(笑)ワザワザ混んでいる日本橋迄出掛けて、
「ドリーム」
という映画を観てきました。
1960年代のNASAで黒人の女性達が活躍していく話。
元々私は女性が逆境を乗り越えてくサクセスストーリーが大好きで、
「キューティーブロンド」とか
「コヨーテアグリー」とか、
「ドリームガールズ」とか、
ミュージカル要素があると余計に萌えるタイプなんです。
そして我が家の「ムービーコンシェルジュ」が
これがオススメだよ、きっと好きだよ。
と言ってくれたのが「ドリーム」
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/sp/
今迄の女子のサクセスストーリーとはちょっと違う
実在の人物をモデルに物語が作られているためか?
地味だけどリアルで静かに心の奥にぐっさり刺さるのです。
逆境や差別や迫害なんかは、アメリカは日本より当たり前にあるのだけど、しかも1960年代は、それこそ昔の日本の様に、女性は男性と対等では無かったし、白人と非白人の差は物凄くあったのです。
「肌の色は変えられない」
そう、変えられない事を変えなくて良い。
そこに嘆いたり変えようとしたり、愚痴を言っても仕方がない。
彼女たちは其々に出来る事の中から、知恵を絞り、
黒人で女性である自分達を
白人で男性社会から
認められる、認めざるを得ない人に変えて行くのです。
〜〜〜
白人しか入れない学校に入りたいエンジニア志望のメアリーは、
「新しい前例を作る、歴史に名を残すのは貴方なんです。」
と差別している交渉相手の心を揺らし、
(ここ1番シビれた!)
管理職の仕事をしていてもその待遇は認めてもらえないドロシーは、
先見の明があり、
「会社に必要とされるには新しいコンピュータのプログラミング技術を手に入れる!」
と同じ境遇の人達を巻き込んで、
受け身ではなく先取りする事へ考えをシフトさせる。
計算がめっぽう得意な主人公キャサリンは、
来る日も来る日も、
誰よりも沢山の知恵とアイデアと実績を積み上げて、「力がある人だと誰もが認めざるを得ない人」に努力を重ねていく。
それが奇跡ではなく軌跡になっていく。
変えられない現状を無理に変えなくていい。
声高に
「差別をやめろ」
「平等にしろ」
「私達を受け入れろ」
と叫ぶ事も1つのやり方だけど、
差別している人達の考え方、捉え方を根本的な所から、自然に変えて行く。
「パラダイムシフト」を起こす。
それをどうやって出来るのか?
工夫して考える事、
一発逆転じゃなくて、
コツコツ実践していく事。
ただのサクセスストーリーではなくて、
逆境を乗り越えた素晴らしい話だというだけじゃなくて、
自分の在り方と、夢への向かい方を
強く考えさせられたのです。
つまらない事で落ち込んでる、
なんだか気持ちがブレる、
そんな方におススメどころじゃありません。
ネタバレしようがしまいがここに書いた程度では感動は伝わらないので、観に行って体感すると良いですよ。
映画は、心の栄養で起爆剤にもモチベーションにもなりますね。