やれない理由はそこじゃない。

やれない理由はそこじゃない。

以前アルビノの娘を持つお父さんの気持ちを取り上げた新聞記事があって、

娘が就活している際に面接で

「髪を染めなければ採用しない」

って言われて傷付いたと言うのがあったの。

 

イマドキこんな事言う採用担当も時代錯誤甚だしいのだけどね。

 
勿論業種によってなんだけど、
でも接客業ならいわれかねない。

 

 

26年前、きゃさりんの場合

当時ブロンドヘアを茶色に染めていた私は、アルバイトや派遣の面接に

「言われる覚悟」で、
それでも今ほどアルビノの説明も上手く出来ずに、断られた経験が山ほどある。

 

水商売なんてさいたるものだ。

 

新宿歌舞伎町に、新宿コマ劇場と言う大きな劇場があって、
そのビルの中に、素敵なシャンデリアが輝くキャバレーがあったの。

 

真ん中にオーケストラピットがあって、

壁やドレープがかったステージも、ソファーなんかも真っ赤なベロア調で・・・。
映画やドラマでよく使われていた。

 

「こんな所でバイト出来たら凄いなぁー」

って田舎娘はルンルンしながら面接でお店に向かい、受付で、
「何処の国から来たの?」 と言われて、

 

当時アルビノの説明が下手っぴな私は、
「日本です」って馬鹿正直に答え、

 

皆んな些か返答に困っていた。

 

・・・
いざマネージャーさんと面接開始。

その時は問題なく採用となり、裏の事務室で源氏名を決めようって歩き出した時に事は起きた・・・。

私を見かけた上の方がマネージャーを呼び止めた。

「ちょっと待っててね」

しばらくして、マネージャーは戻ってくるなり私にこう告げた。

 

「やっぱり今回は、ダメって事で。ハーフなら良いんだけど、病気みたいに見えちゃうとさぁ」

 
「えええええ」

(写真ふざけてる?)

 
・・・

 
今考えたらトーゼンだよね?

 

お客様に楽しんでもらう為の場所なのに、

病気なのか何なのか?
よく分からない奇妙で珍しいのがいたら、

そりゃダメだろ〜〜。

 

間違えちゃいけないこと

そこで大事になってくるのはその環境に相応しい自分の見せ方なんだよね。

「ハーフなんですぅ」と言うのもあり。

 

「外人なんですぅ〜喋れないけどね」と言うのもあり。

 

「珍しいでしょ?アルビノなんですぅ」と堂々と言うもよし!
(これにはちょっと技術が要るわね)

 

兎に角、その場に相応しい対応が迫られるって事なのです。

 

そして、これが1番大事な事。

 

 

「自分が本当にそれがやりたければ、出来る事を考えれば良いだけ」

 

 

なのです。
その仕事をするのにあたって髪が黒い方が良いなら染めればいいだけ。
髪を黒く染めたからといって、あなた本来の価値が変わる訳じゃないし、

髪を黒く染めたからといって、自分を偽って隠してる訳じゃないのです。

 

その仕事がしたければ、自分の見せ方を変えれば良いし、
変えてまで、その職業に就きたくないのであれば、別を当たれば良いだけ。

 

髪を染めなければ・・・云々言ってくる採用担当者の言葉を

迫害されたとか、
差別されたとか、
必要とされてないとか、
障害者を受け入れるべきだとか、言うの、

ちょっと違うと思うの。

 

そんなその辺に転がってるような言葉で自分を必要以上に傷つけなくて良いし

 

やれない理由、

できない理由にしなくていい、

 

自分を変えてでもやりたい事ならやればいい。それだけのこと。

 

見た目を変えることは、

自分を表現する事と、

同時に相手を喜ばせるものであったりする。

あなたを否定する事にはならないから、

ごっちゃにしないでね。

 

社会の価値感に合わせても、合わせなくても、あなたの価値に変わりはない!けど、

本当にやりたい事なの?それ。

 

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